そのほかの治療

むし歯や歯周病以外の不調もご相談ください

歯科医院はむし歯や歯周病の治療をするところ、というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、歯科医院ができることはそれだけではありません。口臭の改善や親知らずの処置、口内炎の治療など、お口のトラブルをトータルでサポートするのが歯科医院の役目です。

こちらでは、当院で行っているむし歯や歯周病以外の診療についてご紹介します。お口まわりの違和感、不調がありましたら、お気軽に品川五反田の歯医者「まるおか歯科」にご相談ください。

口臭治療

口臭治療

口臭とは、吐く息の不快なにおいのことで、話したり笑ったりしたときに感じます。においの原因は多くの場合お口の中にあります。とくに歯周病の場合は、強い口臭をともなうことがあります。口臭を改善するにはまず、原因が何なのかをはっきりさせなければなりません。

口臭の原因と対策

※表は左右にスクロールして確認することができます。

飲食物など からだの疾患 心因性
ニンニク、ニラ、アルコールなどのにおいの強い飲食物や喫煙など 糖尿病、肝機能障害、胃潰瘍、ちくのう症など 実際には気にならない程度なのに、「強い口臭がある」と思い込んでしまうこと
【対策】
においの強い飲食物の摂取に注意したり、喫煙習慣を見直したりすることで改善します。
【対策】
それぞれの疾患の治療が必要です。
【対策】
思い込みにより情緒不安定になってしまうこともありますので、専門医への相談をおすすめします。
口腔内の汚れ 口腔内の自浄作用の低下 口腔内の病気
プラーク(歯垢)、舌苔(ぜったい:舌についた汚れ) お口の汚れを洗い流す作用のある唾液の分泌量の低下 歯周病、むし歯、口内炎、口腔がんなど

【対策】

  • ブラッシング
  • うがい
  • 舌ブラシの使用
  • 歯科医院でのクリーニング

【対策】

  • 唾液の分泌を促す
  • 口呼吸の改善

【対策】

  • 歯科医院または病院での治療が必要
口臭治療の流れ
初回検診

口腔内検査、唾液検査、舌の検査、レントゲン検査の中で必要な検査を行います。検査結果を基に診断し、考えられる口臭の原因と治療プランをご説明します。

カウンセリングと治療

口臭の原因が歯科以外と診断された場合は、ほかの医療機関への診療をご提案します。歯科での対応が可能な場合は、お口の状態に応じた治療プランを進めていくためのカウンセリングを行います。ブラッシングや舌のクリーニングについてお話ししますので、毎日セルフケアにいかしてください。また必要に応じて歯周病やむし歯などの治療を行います。

治療費用

治療内容はお口の状態により異なりますが、30分間の治療でおよそ3,000~5,000円(税別)です。

親知らずの処置

親知らずの処置

親知らずとは、28本の永久歯が生えそろったあとで、奥歯の奥に生えてくる歯のことで上下左右、全部で4本あります。ただ現代人は硬い物を食べなくなったことなどであごが小さく尖る傾向があり、親知らずが生えるスペースが十分でないことがあります。そのため、人によっては生えなかったり、横向きだったり、少しだけ顔を出したりするのです。

まっすぐ生えている場合はそのままでも問題ありませんが、痛みをともなったり、まわりの歯に悪影響を与えていたりする場合は抜歯をすることがほとんどです。「奥歯の痛み」「奥歯がムズムズする」などの違和感がありましたら、お早めにご相談ください。

親知らずの状態
正常な親知らず 半埋伏の親知らず 埋伏親知らず
正常な親知らず 半埋伏の親知らず 埋伏親知らず
上下の親知らずが正常に咬み合っています。とくに問題がなければほかの歯と同じように大切にしましょう。 歯がしっかり生えきらず、歯の一部が歯肉から見えている状態です。汚れがたまりやすいのでむし歯や歯周病が心配です。 歯肉にすっかり埋まっている場合は、レントゲン撮影しないと状態がわかりません。となりの歯を押し歯列を乱していることがあります。
処置が必要な親知らず
むし歯や歯周病になりやすい 痛みがある
親知らずはもっとも奥にあるので汚れがたまりやすく、親知らずだけでなくその手前の歯もむし歯や歯周病にかかりやすい、またはすでにかかっていることがあります。 上の親知らずが下の歯ぐきに当たって炎症を起こす、歯周病を進行させる、または埋まったままでほかの歯を押す、神経を圧迫するなどで痛む場合は処置が必要です。
咬み合わせが悪い 歯並びに影響
親知らずの生える位置が悪く、咀嚼などであごを動かしたときに強く当たってしまうなどして咬み合わせを乱してしまうことがあります。 斜めや横に生えている親知らずが前の歯を押して、歯並びを乱してしまうことがあります。
難症例  
上の親知らずが上顎洞(あごの上にある空洞)に突き抜けている場合や、下の親知らずがあごの中を通る神経に接触している場合の抜歯はとても難しい手術になります。
親知らず治療の流れ
初回検診とカウンセリング

まずは検査を行います。レントゲン撮影など必要な検査を行い、親知らずやまわりの歯の状態を確認します。そして状態や治療プランをわかりやすくご説明します。

治療

治療内容はお口の状態により異なります。親知らずを削る場合もありますし、抜歯が必要な場合もあります。抜歯はほかに方法がない場合にかぎられます。抜歯を行う場合でも、麻酔を行いますので痛みはほとんどありません。手術時間は15~60分程度です。歯肉の治癒期間を置いてから咬み合わせなどのチェックを行います。痛みや違和感がなく、不具合がなければ終了です。

治療費用

親知らずの状態により費用は異なります。基本診療料や投薬、麻酔、レントゲン撮影などの費用がかかります。保険適用の場合5,000~10,000円前後が目安です。

レーザー治療

レーザー治療

医療の世界で広く使用されているレーザー治療。品川五反田の歯医者「まるおか歯科」でも、さまざまな処置に活用しています。口腔内の細菌の除去や不活性化に効果を発揮するレーザー治療は、ピンポイントで照射でき、基本的に無痛なのが特徴です。副作用もほとんどないので妊娠中の方や全身疾患などで服用中の方にも使用できます。止血効果があり、炎症を抑えるので安心です。

レーザー治療でできること
  • メラニン色素の除去

    メラニン色素の沈着によって歯ぐきが黒ずむことがあります。歯ぐきのメラニン色素はレーザー照射により除去が可能です。照射してから3日~1週間程度で健康なピンク色の歯肉に戻すことができます。

  • むし歯治療

    レーザーはピンポイントでの照射が可能なので、むし歯の原因菌に汚染された歯質だけに作用させ、細菌の不活性化が可能です。ドリルを使って歯質を削るときの振動やイヤな音もありません。詰め物や被せ物を必要としないごく初期の段階のむし歯治療に対応します。

  • 口内炎の治療

    レーザー照射により患部の接触痛を軽減します。また薬剤の浸透性を高められます。1~2回の照射で完治することがほとんどです。

  • 歯周病治療

    レーザー治療には細菌を不活性化する効果や止血効果があるので、歯肉炎や歯周炎の治癒を早める効果が期待できます。歯周病の進行度合いにより治療期間は異なります。

  • 根管治療

    通常の治療器具では届きにくい根尖付近もレーザー照射により消炎・殺菌・消毒が可能です。

治療費用

レーザー治療はさまざまな処置に使用されます。そのため費用はまちまちです。目安としては30分間の治療でおよそ5,000円(税別)です。